唐紹巴

唐紹巴からしょうは

唐紹巴

唐紹巴

紹巴は連歌師里村紹巴(一五二四~一六〇二)の愛玩した名物裂ですが、生地と柄が同じ組織で平面的な織物です。弊社の〝唐紹巴〟は、柄に『二一中十八本甘撚糸』という特殊な糸を使う事により、唐織のように柄を浮き上がらせたボリューム感のある重厚な帯地を織り上げました。
紹巴地ならではの、しなやかな締め心地の良さをお楽しみ下さい。

『二一中十八本甘撚糸』

通常絵ヌキ(柄を表現する糸)には二一中六本甘撚糸を使いますが二一中十八本甘撚糸という三倍太い糸を作り使用しています。(二一中は約七個の繭から引き出された糸でそれを十八本撚った糸です。一本の糸の中になんと七×十八=百二十六本もの繭糸が入っていることになります。さらにこれを三本合わせで柄を表現しています。)